明治安田J2リーグ、9位のFC今治は5月31日、ホームで徳島と新ダービーマッチ。満員のサポーターが詰めかけました。
公式戦3連敗中の今治は4位徳島と四国決戦。両地域に共通する渦潮にちなんで「UZUFES」と名づけられた新たなダービーマッチ。スタジアムには満員御礼の5205人が駆け付けました。
4月のルヴァンカップ1回戦以来の顔合わせで、再び勝利を手にしたい今治。
前半、エースのマルクス ヴィ二シウスや20歳以下日本代表の横山がゴールに迫りますが、ここは相手キーパーに阻まれます。しかしその直後、徳島にクロスから押し込まれ、先制を許してしまいます。追いつきたい今治は後半、ルヴァンでゴールを決めた日野が鋭いシュート!残念ながらキーパーに阻まれてしまいます。反撃を見せるもリーグ最少失点の徳島の壁を崩せず、公式戦4連敗で4試合得点はなく、新たなダービーで歓喜の渦を巻き起こすことはできませんでした。
倉石圭二監督:
「突き詰めるところは突き詰めて、止めてはいけないところとしっかりすみ分けして、点を取るための準備をしたたかにやっていければ。」
一方、最下位の愛媛FCは5月31日、青野暫定監督になって初めてのリーグ戦。試合の最後に執念を見せました。
14年ぶりの対決となった7位・サガン鳥栖とのアウェー戦。愛媛は青野暫定監督の指揮で臨む初のリーグ戦です。新体制で初陣を飾りたい中、前半12分、ゴール前で相手のパスを奪って、村上がシュート!上位相手に決定機を作った愛媛でしたが、前半終盤、鳥栖に先制ゴールを許してしまいます。その直後には鳥栖のコーナーキックからオウンゴールを与えてしまい、一気にリードが広がります。追いかける愛媛は後半27分。前線へと駆け上がってきた途中出場の鶴野が、ゴールキーパーをかわして掴んだゴールで1点差に詰め寄ります。
徐々に息を吹き返す愛媛、最後のアディショナルタイムにドラマが待っていました。右サイドクロスから森山シュートで同点!クロスに追いついて、振り抜いた森山の見事なゴール。青野監督体制の初陣、貴重な勝ち点1を手にしました。
青野慎也暫定監督:
「やりたいことやれた時間もあったし、攻撃をもう一回改善しないといけない。頑張ります!」
FC今治は、前節と変わらず9位、再びJ1昇格プレーオフ圏内入りを目指します。
勝ち点1を積み上げた愛媛FCは最下位のまま、J2残留圏内17位秋田との勝ち点差が6、降格圏脱出へ巻き返しを誓います。
次節、FC今治は、6月7日(土)、ホーム・アシックス里山スタジアムで10位の大分トリニータと。愛媛FCは、6月8日(日)、アウェーで2位のRB大宮アルディージャと対戦します。
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