愛媛県四国中央市の公共職業安定所は、失業給付金の受け取に必要な書類を別の求職者に誤って渡していたと6日に発表しました。書類には、本来渡すべき求職者の氏名やマイナンバー、口座番号などの個人情報が記されていたものの、ほかへの漏えいはなかったとしています。

愛媛労働局によりますと、四国中央公共職業安定所では今年3月27日、求職者の男性が雇用保険の失業給付金を受け取るため、必要な書類の離職票を窓口に提出したあと、対応した職員とともに職業相談のため別の場所に移動しました。

このあと、職員がこの日に受理した書類をチェックした際に離職票がないことに気づき、上司らが防犯カメラを映像を確認すると、別の職員がほかの求職者に誤って渡していたことが判明しました。

離職票には氏名やマイナンバー、口座番号などの個人情報が記載されていました。

上司らは誤って書類を受け取った求職者の自宅を訪れ、謝罪したうえで離職票を回収。本来受け取るべき人に経緯を説明し謝罪したとしています。個人情報の外への漏えいは確認されてないということです。

誤った原因は、離職票を受け取った後に赤いクリアファイルに入れ、保管場所に収める作業を怠ったためとしています。

愛媛労働局は「迷惑や心配をかけ申し訳ない。再発防止に努める」としていて、四国中央公共職業安定所は事務手続きのチェックの強化などに取り組み、全ての職員を対象に、個人情報の漏えいが発生し得るケースを検討などする研修会を4月に開いたということです。

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テレビ愛媛
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