立憲民主党の野田佳彦代表は1日、宮城県仙台市で記者団に対し、アメリカの関税措置をめぐる4月の与野党党首会談について、「国難だからと党首会談をやって以来、何にもない。そのまま放ったらかし。党首会談はポーズだったのか」と不快感を表明した。
石破首相は4月4日、アメリカのトランプ大統領の関税措置発表を受けて、立憲民主党など与野党6党の党首と会談した。この党首会談で石破首相は、「国難にあっては、政府与党のみならず、野党も含めた超党派で、検討、対応する必要がある」と述べた。
その後石破首相から党首会談の呼びかけはないとする野田代表は、「国難だから力を貸してほしいという呼びかけで党首会談をやって以来、何にもない。報道で話は聞くが、我々には全然何の情報提供もない」と述べた。
さらに、「党首会談まで呼びかけて、そのまま放ったらかし。党首会談はポーズだったのか」とした上で、「どれぐらい進んでいるかぐらいの概括的な報告があってもいいのではないか」と強調した。