インサイダー取引した罪に問われている三井住友信託銀行の元部長に懲役2年、罰金200万円などが求刑されました。
三井住友信託銀行の元部長・片山肇被告(55)は、業務で把握したTOB(株式公開買付け)の情報をもとに3社の株、約3200万円分を買い付けた罪に問われています。
検察側は2日の裁判で「幹部の立場を悪用した常習的で悪質な犯行」などと指摘し、懲役2年・罰金200万円、追徴金6100万円あまりを求刑しました。
一方、弁護側は「捜査機関に自ら申告し、自首が成立する」などとして執行猶予付きの判決を求めました。
片山被告は最後に「激しく後悔し、大変申し訳なく思っている」と述べ、傍聴席に頭を下げました。
判決は、7月4日に言い渡されます。