林芳正官房長官は1日、山口市で開かれた自民党山口県連の大会で、夏の参院選は「政権選択の選挙に匹敵する」と強調し、「内憂外患の危機を突破させてほしい」と訴えた。
会合で林長官は、「少数与党の中で、大変厳しい国会運営を強いられている」とした上で「来たる参院選は政権選択の選挙に匹敵するといっても過言ではない重要な意味を持つ」と述べた。
その上で林長官は、「国の内外に大変厳しい時代に、やはり安定した政権が必要であると日々痛感している」と述べた。
さらにアメリカのトランプ政権の関税措置などを念頭に、「安定した基盤を政権に与えていただき、内憂外患の危機を突破させてほしい」と訴えた。
県連大会で林長官は、自民党の山口県連会長に就任した。就任挨拶で、岸信介元首相や安倍晋三元首相など歴代3人の首相の名を挙げて、「参院選勝利に向けて一丸となって頑張っていく」と述べた。