生活用品大手のアイリスオーヤマは31日、随意契約の政府備蓄米を全国でいち早く仙台市内のホームセンターで販売を始め、5キロおよそ2000円のコメを買い求めて、多くの人が店に詰めかけました。
仙台市宮城野区の「ダイシン幸町店」です。
記者リポート「午前7時半です。備蓄米の整理券を求めて行列ができています」
開店の1時間半前に250人以上が詰めかけ、95人分の整理券はあっという間に配布が終わりました。
整理券を受け取れなかった人
「きょう買えません。米どころ宮城なのにショックですよ」
「残念でした。あきらめて帰りますよ」
列の先頭に並んだ人
「0時に来ました。小泉大臣肝いりの備蓄米をいち早く食べたいと思って」
販売されたのは、随意契約による政府備蓄米で、5キロで税込み2160円。2022年産のいわゆる「古古米」で、この日購入した人には試食用のコメも振る舞われました。
購入した人
「娘がお米好きなので、たくさん食べてって出せます」
「今まで5000円近くだったので、すごく助かる」
ダイシンHC事業部 大森昭部長
「まずは消費者に届けることができうれしい」
ダイシン幸町店では6月2日にも100袋を販売する予定です。また、予約が殺到していたアイリスオーヤマの通販サイトでの備蓄米の受け付けは、「先着順」から「抽選」に変更したということです。