走行中の車に物体直撃 パニック状態に

静岡・掛川市で19日午後5時頃、片側1車線の道路を走行中だったドライバーが撮影したのは、突然、前から何かが飛んできてフロントガラスに直撃する瞬間だった。

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当時について撮影者は「すごい音と衝撃とともに前方が見えなくなった。とにかくパニックになり、何がどこから飛んできたかも分からず、焦りました」と振り返る。

無残な姿になったフロントガラス(視聴者提供)
無残な姿になったフロントガラス(視聴者提供)

撮影者はすぐに車を路肩に停車。フロントガラスは粉々に割れ、座席には破片が飛び散り、前方はほとんど見えない状態になっていた。一体、何が飛んできたのか。

正体は「輪留め」重さ1kgの物体が飛来

映像をもう一度見ると、直前に対向車線を走るトレーラーから飛んできたのは、ロープのような物がついた黒い物体だった。

その正体は「輪留め」だった。

飛来物の正体はまさかの「輪留め」(視聴者提供)
飛来物の正体はまさかの「輪留め」(視聴者提供)

輪留めはトレーラーなどの車のタイヤが勝手に動かないように停車中に使用する物で、重さは約1kgあるという。

トレーラーの運転手は輪留めが飛んだことに気付かなかったのか、そのまま走り去ったていた。

被害を受けた撮影者は「もしフロントガラスを貫通して当たっていたら、大事故に繋がっていたかもしれない。いま一度、管理を徹底して、走行中に積み荷が落ちないようにしてほしいです」と話している。

撮影者はその後、警察に通報した。警察は物損事故として捜査している。
(「イット!」 5月28日放送より)

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