豊かな気仙沼の海を育むために、川の上流の山に木を植える活動「森は海の恋人植樹祭」が、岩手県一関市で開かれました。
1日は、植樹を前にこの活動の創設者で、今年4月に81歳で亡くなった畠山重篤さんに黙とうが捧げられました。
今回で37回目となる「森は海の恋人植樹祭」。
これは養殖カキに必要な栄養分は、川の上流にある豊かな森に支えられているとして、気仙沼市の漁師たちが始めたものです。
1日は、県内外から約700人が参加しました。
植樹したのはミズナラやブナ、カツラなどの苗木1100本で、参加した人たちは、思い思いの場所で穴を掘り、1本ずつ丁寧に植えていきました。
参加した人
「10年20年先も続いてほしい」
「こうやって毎年続けていくことが大切なことを(子供には)学んでほしい」
「海は海だけで考えるのではなく、山や川全てつながっていると思うので、素晴らしい企画」
NPO法人 森は海の恋人
畠山信さん(重篤さんの三男)
「4月に、父(重篤さん)が亡くなったが、思想はそのまま引き継ぎ、さらに地域経済までつなげていけたらいい」
主催者によりますと、これまでに植えた木は、5万本を超えるということです。