JAおおいたの職員が葬儀代として受け取った現金約105万円を着服していたことが分かりました。
葬儀代を着服していたのはJAおおいたが運営する大分市の葬儀場「蓮華の杜」に勤務する20代の男性職員です。
JAおおいたによりますと、この職員は2025年5月9日、利用者の自宅を訪問し葬儀代およそ105万円を現金で受け取りました。
その際、「正式な領収書は後日郵送する」と伝えていました。
その後、5月23日に利用者から「葬儀代の領収書が届いていない」との問い合わせがあり、職員に確認したところ着服を認めました。
JAおおいたでは、かつてあった不祥事を受けて、店舗外では現金を扱うことを全面的に禁止していたということです。
JAの聞き取りに対し「借金返済のほかパチンコ、スロットに使った」と話しているということです。
JAおおいたは「職員は厳正に処分する。事案を厳粛に受け止め、コンプライアンス意識の醸成と内部牽制機能の強化に取り組み、信頼回復に全力を尽くす」とコメントしています。
JAでは、ほかにもこの職員による同様の被害が起きていなかったかどうか調査を行った上で、職員への返金を求めるということです。