米子空港と台湾・台北を結ぶ国際定期便の運航が始まり、鳥取県の平井知事などが第1便で到着した乗客を歓迎しました。

5月29日午後1時前、米子空港にほぼ定刻通りに姿を見せたのは、「タイガーエア台湾」の旅客機。
米子空港と台湾・台北を結ぶ定期便の第1便です。
鳥取県の平井知事や米子市の伊木市長などが、降り立った乗客を歓迎しました。

乗客:
シーフードが楽しみ、魚食べたい。

乗客:
嬉しいです。コナンに会いに行きたい。おいしいもの食べたい。

米子ー台北便は台湾のLCC・格安航空会社タイガーエア台湾が179人乗りの旅客機を使用して月曜と金曜に週2往復、運航します。
当初は2025年1月の運航開始を計画していましたが、機材やスタッフが確保できず、延期されていました。
空港ロビーでは記念セレモニー、タイガーエア台湾のトップ・黄世恵(ファン シーフェイ)董事長やアンバサダーを務めるモデルの内田理央さんなど約100人が新路線の開設を祝いました。

鳥取県・平井知事:
いよいよ夢の翼が台湾から米子空港に降り立ちました。ぜひ地元の皆さま一丸となりまして、この台湾便が成功するように努力してまいりたいと思います。

29日の第1便、台北からの到着便には、ほぼ満席の175人が搭乗。
ソウル、香港、現在運休中の上海に続く4番目の国際定期路線開設に、県や観光関係者の期待は膨らみます。

タイガーエア台湾・黄世恵董事長:
とても嬉しいです。これからも毎便満員にできるように私たちも頑張ります。

鳥取県・平井知事:
これを機会に山陰を売り込んでいき、山陰に来る誘客に取り組んでいきたい。

ただ一方で、折り返し、台北に向かう便の搭乗率は約60%にとどまり、ソウル便、香港便と同様に、米子発のアウトバウンド利用をどのように伸ばすか、課題が浮き彫りになました。
「増便」の条件としてタイガーエア台湾が挙げるのは、平均搭乗率90%以上。
路線の維持、増便のカギを握るアウトバウンド需要の掘り起こしに向け、県などは台湾観光の魅力のPRにも力を入れたいとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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