待望の運航開始を迎えた米子空港と台湾・台北を結ぶ国際定期便。
これにあわせ日本と台湾の観光分野のトップが集まる「日台観光サミット」が30日に鳥取県米子市で開かれました。
米子市のホテルで開かれた「日台観光サミット」。2008年から日本と台湾で交互に開催されていて、今回は米子空港と台湾・台北を結ぶ国際定期便が29日に運航を始めたことに合わせて、初めて鳥取県で開かれました。
鳥取県の平井知事を始め、両地域の観光業や旅行業の関係者など約200人が参加し、観光面での交流拡大に向けて意見交換しました。
日台観光推進協議会・菰田正信会長:
日本から台湾を訪れた日本人旅行者は、コロナ禍前の水準に届いておらず、さらに伸びしろがあるといえます。
29日から始まった定期便を活用して、山陰エリアに特化した新しい旅行商品の造成など訪日客の増加に向けた意見が交わされたほか、定期便の安定化に向け課題となっている訪台客については、夏休みシーズンなどの長期休暇に合わせて利用の働きかけを強化することなどが確認されました。
鳥取県・平井知事:
台湾側の要人の方からも、今回の米子空港への就航を期待する声が多く出ました。ぜひ双方向の観光交流ができるように働きかけをしっかりしていきたいと思います。
櫃田優果記者:
今回のサミット、国内外の旅行関係者に鳥取県の魅力を直接PRします。
会議後、日本と台湾の観光関係者は2つの班に分かれ、県内各地の観光スポットを視察しました。
境港市に向かった班が訪れたのは「千代むすび酒造」。お目当ては日本酒の試飲です。
タイガーエア台湾・黄世恵董事長:
おいしいですね!台湾人も大好きだと思います!
水木しげるロードも訪れ、台湾でも有名だという鬼太郎の世界を味わいました。
タイガーエア台湾・黄世恵董事長:
台湾からの観光地として、とてもおもしろいです。ただ鳥取県の知名度は台湾でまだ足りないと思うので、これからプロモーションを頑張っていきたい。
観光関係者は、31日は倉吉市の県立美術館、それに鳥取砂丘など県内各地を視察する予定です。