敦賀市にある高速増殖原型炉もんじゅについて、廃炉作業の工程などを確認する会議が29日に東京で開かれ、福井県の中村保博副知事らが廃炉作業を着実に進めるよう国に要望しました。
敦賀市にある高速増殖炉もんじゅの廃炉作業は、2025年度から4段階の工程のうち2段階目に当たるナトリウムの搬出準備作業などが始まっています。
東京で行われたもんじゅの連絡協議会には、県内から中村副知事や敦賀市の米澤光治市長、国からは文部科学省や資源エネルギー庁の幹部が出席しました。
中村副知事らは2025年3月に発生した燃料交換装置のトラブルに関して、再発防止策を徹底し廃炉計画全体に影響がないよう作業を安全、着実に進めるよう求めました。
高速増殖炉もんじゅの廃炉作業は2047年度に完了予定です。
