東北電力が女川原子力発電所に設置を計画している使用済み核燃料を空気で冷やして一時保管する施設について、5月28日、原子力規制委員会が基本計画を許可しました。

乾式貯蔵施設は、使用済み核燃料を特殊な金属製の容器に入れた上で、空気を循環させて冷やすことができる施設です。

現在、女川原発2号機の使用済み核燃料は建屋内のプールで冷却・管理されていますが、28日時点で全体の79パーセントが使用され、今後、4年程度で上限に達することから、東北電力では原子力規制委員会に乾式貯蔵施設の新設を申請していました。

東北電力では、乾式貯蔵施設を2棟建設する計画で、1棟目の運用開始は3年後の2028年3月を予定しています。

村井知事は「乾式貯蔵の意義や安全性などについて、立地自治体や住民への説明に、しっかりと取り組んでいただきい」と、コメントしています。

仙台放送
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