5月28日、岩手県は二戸保健所管内の高齢者施設で、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生があったと発表した。
利用者と職員合わせて11人が嘔吐や下痢などの症状を訴えているという。
県によると、5月26日に二戸保健所管内の高齢者施設(入所者12人・職員10人)から複数の利用者と職員に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡があった。
調査した結果、5月21日から5月27日にかけて、利用者9人と職員2人のあわせて11人に嘔吐や下痢などの症状があったことがわかった。
糞便検査の結果、症状のある3人からノロウイルスが検出された。
重傷者はおらず全員が回復に向かっているという。
県は感染対策として、調理前や食事前には石けんで十分な手洗いを行うことや、嘔吐をした場合は、部屋の換気を十分に行いながら、マスクやビニール手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒するなどを呼びかけている。
※二戸保健所管内は二戸市・軽米町・九戸村・一戸町
(岩手めんこいテレビ)