中国で世界初とされる人型ロボット同士の格闘技大会が開催された。パンチやキックを繰り出し、人間さながらの動きで会場を沸かせたロボットたち。

中国では国を挙げて人型ロボットの開発が進められており、今後、競技の幅も広がる見通しだ。
リングで激突!人型ロボットの格闘技大会
中国・浙江省で25日、戦いの舞台で撮影されたのは、リングの上で激しく闘うロボットたちの姿だった。

この日開催されていたのは、人型ロボット同士の格闘技大会だった。中国国営テレビによると、これは世界初の試みだという。

戦いが始まると、黒の選手が右のボディーブローを放つ。ピンクの選手もパンチで応戦。両者が距離を詰め、組み合いとなった。

ピンクの選手のローキックがヒットし、黒の選手も膝蹴りで応じた。

クリーンヒットとはならなかったが、この瞬間、ピンクの選手の腕が相手に絡まり体勢を崩してダウン。KO決着となった。
戦う人型ロボットと中国の動向
続いて行われたのは、緑の選手と黒の選手の対戦。
互いに決定打を出せずにいたが、次の瞬間、黒の選手が強烈なジャブを放つと、緑の選手はマットに沈んだ。

このまま終わってしまうのか、「立て!立つんだ緑!」

緑の選手は片膝をついて立ち上がる。

その動きはまるで人間そのものだ。

しかし、最終的に黒のロボットが勝利を収め、大会で優勝を果たした。

中国では今、国をあげて人型ロボットの開発を進めており、企業間の競争も激化しているという。今後は格闘技だけでなく、ロボットによるサッカーやバスケットボールの試合も開催する予定だという。
(「イット!」 5月28日放送より)
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