サッカーJ2、V・ファーレン長崎は25日ホームで首位の千葉を破り、2カ月ぶりのホームでの勝利。今季二度目の連勝を飾った。
攻撃力を誇るチーム同士の一戦
明治安田J2リーグ第17節、首位・千葉との大一番。両チームのサポーターも勝利をもぎ取りたいと意気込む。

<千葉サポーター>
・長崎も攻撃力がすごいので、2-1で千葉が勝たせていただきます。
・やはり長崎は地力があるチームなので、良い試合ができればと思います。

<長崎サポーター>
圧勝します絶対勝ちます。
勝ってもらって順位も上に上がってくれればいいなと思います。
得点数リーグ1位の千葉と2位のV・ファーレン。J2屈指の攻撃力を誇るチーム同士の一戦だ。Vファーレンは前節に続き3バックで挑んだ。
Vファーレンは序盤から主導権を握り、ゴールに迫る。前半だけで13本のシュートを放ち、千葉を圧倒した。何度もチャンスを作るが、GKに阻まれ得点には至らない。
V・ファーレンも負けじと、守護神・後藤がファインセーブを見せた。スコアレスで前半を折り返す。
こぼれ球からのチャンスで得点
長崎は後半も試合の主導権を握る。後半15分、FKを獲得。マテウスが直接狙うが、わずかにゴール左に外れる。
後半33分、待望のゴールが生まれる。マテウスのシュートは一度GKにセーブされるが、こぼれ球を拾い松澤へ。最後は山口のパスに反応した山崎(崎はたつさき)が頭で押し込んだ。
山崎凌吾選手:(山口)蛍くんだったら折り返してくれると信じて、走り込みました。
その後は集中した守備で守り切った。首位の千葉を相手にクリーンシートを達成し、勝ち点3を手にした。ホームでの勝利は第6節の秋田戦以来、11試合ぶり。サポーターが2カ月待ちわびた「勝利のカンターレ」がピーススタジアムに響いた。
下平隆宏監督:手ごたえを感じたゲームだったと思う。何と言ってもやはり、相手は首位の千葉だったので、その相手に対して我々が倍近いシュート数を打っていて、内容共々手ごたえのあるゲームだった。
山崎凌吾選手:間違いなくコンディションも上がっているし、チームとしても今新たなシステムでフォーメーションを試している中で、自分の良さも非常に出やすいと感じている。それが勝ちにつながっているのは自分にとっても自信になる。
照山颯人選手:本当に一つも負けられないし、一つも落とせない試合が続くので、毎試合0でいけるように頑張る。
山口蛍選手:次も上位。自分たちより上の順位のチームが相手なので、そこにしっかり勝っていかないといけない。
12試合ぶりの無失点で、長崎は連勝で8位に浮上。首位・千葉との勝ち点差は「9」に縮まった。

次節は31日(土)、アウェーで5位の水戸と対戦する。上位陣との戦いが続くが、ここでしっかり勝って差を縮めていきたいところだ。
(テレビ長崎)