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プレスリリース配信元:リンクエイジ株式会社
~1,984名が回答、スクールフォトの価値観に変化。スピード感へのニーズが顕著に~
幼稚園・保育園・認定こども園・小学校などの写真・映像の撮影・販売を行うリンクエイジ株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:藤田 俊)は、自社で運営するスクールフォトサービス「memoridge(メモリッジ)」https://memoridge.lage.co.jp/ の利用者を対象に、第5回目となる顧客アンケートを実施いたしました。
本調査では「家族がほしい写真・園から伝えたい写真とは何か」をテーマに、1,984名の保護者から回答を得ました。スクールフォトにおけるニーズの変化や保護者の本音を明らかにし、今後のサービス開発・提供に活かすことを目的としています。
本記事の見解は、弊社コーポレートサイトにて公開しております。
https://www.lage.co.jp/news/report0005/
※本内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
引用元が「スクールフォトサービス memoridge(メモリッジ)https://memoridge.lage.co.jp/」による調査である旨の記載
該当記事(https://www.lage.co.jp/news/report0005/)のリンク設置
リンクエイジ株式会社(https://www.lage.co.jp/)へのリンク設置
■ 調査概要
本調査は、幼稚園・保育園・認定こども園に通われているお子様の保護者の方々を対象に16項目からなるアンケートを実施するもので、計1,984名から回答を得ました。第5回 memoridgeお客様アンケート
- 調査対象:memoridge会員 1,984名
- 調査期間:2024年8月~2025年5月
- 調査方法:インターネットによる特定条件の会員様から任意回答
■ 主な調査結果

メモリッジで写真を見る(登録する)ことにした理由
弊社の見解
これまでと少し質問の仕方を変更したため単純比較は難しいが、今回の結果から大きく3つのニーズ感が分かる。
1.リアルタイム感
「とにかく子どもの様子をすぐに見たい」というリアルタイム感を求める割合が60%以上だった。前回が同義の質問で43%だったことを鑑みると、よりリアルタイムに『今』の子どもの写真を見たいというニーズがあることが分かる。
2.興味・関心
「見たいイベントの写真掲載が始まったから」という保護者の興味・関心が写真を見るきっかけになっている割合も26%と二番目に多いモチベーションであることが分かる。保護者が見たいと思うイベントは果たして何なのか。についてはこの後の回答の部分で詳しく分析していく。
3.リマインド目的やその他
会員登録を済ませることで掲載開始日に通知が来る。そのリマインドのために登録するという人も一定数存在することが分かる。弊社では掲載の案内にいつでも登録できるようにその団体の関係者PASSを読み込ませた二次元コードを手紙に設置している。登録さえしておけばあとは弊社から届くメールマガジンやLINE通知を確認できるのだ。都度園からの手紙を確認し、掲載開始日を認識することは忙しい保護者にとっては負担にもなるであろう。必要な時に欲しい情報がリアルタイムに届く環境を提供できるのも弊社の強みだといえる。
上記3つの中で保護者のニーズを分析すると、やはりスクールフォトサービスに対するニーズはスピード感であることが分かる。撮影してからいかに早く保護者に届けられるかが大きなミッションとなる。

メモリッジで購入した写真のご活用方法は?
弊社の見解
「家族や親族と共有」が前回より7.5%増えた。これまでのアンケートでデータでの購入を希望する声が多くあり、弊社ではデータ販売の導入を積極的に進めてきた。また、家族間で写真を共有するアプリやツールが普及してきたことも相まって遠方の親族との共有用途が増加したのではないかと想像する。逆にアルバムやケースでの保管用途が4.6%減少しているのは興味深い。先の質問にもあったようにリアルタイム感のある子どもの『今』を身内に共有するという実用性が優先され、『思い出を保管する』よりも『思い出を共有する』というニーズ感が高まってきていることが分かる。

写真を閲覧後、購入に至らなかった主な理由
弊社の見解
前回のアンケートで弊社の課題が展開された設問だ。「購入したいと思える写真がない」が前回は42.4%だったのに対し、今回は34.7%と前回比で7.2%減少とわずかではあるが改善が見られたことは評価できると考える。一方で「金銭的な理由」が2.2%増加している。物価高、円安、子育て世代の家計を圧迫する世情の影響があるのであろう。また「閲覧のみで満足」も同じく3.7%増えた。写真を購入し思い出を残しておきたい。というモチベーションの衰退と仮定した場合、写真を購入するという動機付けをどう保護者へ働きかけるのか、掲載する写真内容を含めて考える必要がありそうだ。

あなたが購入したいと感じる写真は?(被写体)

あなたが購入したいと感じる写真は?(シチュエーション)

あなたがよく購入する写真は?
弊社の見解
この3つの設問は過去の考察でも記載している通り保護者のニーズの多様化と教育保育の特性がよく分かる結果となっている。「1人で写っている写真が欲しい」というニーズは前回より+6.8%。一方で欲しいシーンでは「友だちや先生と写っているものが欲しい」が+6.0%。個の育ちに焦点を当てた写真と五領域の人間関係が分かる写真。どちらも保育の中で見られる姿で、園も伝えたい。保護者も知りたいと感じているところである。バランス良く個も集団もどちらも伝えられる写真屋になることが弊社のミッションであることは過去の考察から変わらない部分だ。
総合考察:スクールフォトの未来とメモリッジの役割
2021年から始まったアンケート考察も今回で4回目となる。第1回は264名、第2回は464名、第3回は1935名、そして今回は1984名と回を重ねるごとに多くの方からご意見を頂戴していることは感謝に堪えない。まず、今回のアンケートで弊社として最も喜ばしいことは「写真を閲覧しても購入しない理由」の「購入したいと思える写真がなかった」が前回より7.2%減少したことだ。前回のアンケートで寄せられた保護者からの意見を真摯に受け止め、ボトルネックとなっている部分はどこにあるのか?できる部分から一つずつ取り組んできた結果が少しでも見られたと思うと非常に嬉しい。ただ、ここに甘んじることなく、より保護者が購入したいと思える写真、保育の一瞬を切り取って届けられるように精進していかなくてはならないことも熟知している。
実は、今回の結果を総合的に見た時に写真そのものの価値や位置づけが時代と共に変化している兆しを感じた。これまで写真といえば『思い出を残すためのもの』という意味合いが強くあった。子どもの成長を節目で振り返り、折に触れて懐かしむための記録や記憶。愛し、愛された記憶を残す。という弊社のミッションにも掲げている部分だ。その根本が今、時代の流れと共に変わりつつあるのではないだろうか。思い出というエモーショナルな立ち位置よりも、リアルタイムの今を知るための情報源という現実的な立ち位置だ。これまでコロナの影響などもあり、どちらかというと見えづらかった幼稚園、保育園での子どもの姿がSNSやリアルタイムでの写真配信サービスの普及によってつぶさに見られるようになってきている。手軽に『今』の子どもを見られる、情報として得られるようになることによって思い出を残す価値や、手元に残したいという意欲に変化が出てきているのではないだろうか。
お金を払って思い出を残そうとしなくても、リアルタイムに子どもの育ちが見られればそれで十分。園としても写真を残すというよりは発信、配信することに注力している動きはここ最近多く見られる。SNSでのライブ配信やコンテンツ投稿。写真で記録を残すにとどまらない動きが加速している。もちろん、これは極論で、思い出を手元に残したいニーズがゼロになるわけではない。思い出の残し方が時代の流れと共に変化することは当然である。写真屋である弊社がそのニーズや時流をどう読み、園や保護者のニーズに応えていくのか。大きな宿題をもらったような気持ちにならざるを得ない。
投稿者のプロフィール

リンクエイジ株式会社
マーケティング企画部2課 マネージャー
古澤真生
略歴
2012年保育短大卒業後、大学付属幼稚園で6年間クラス担任として勤務。うち3年間は学年主任として学年運営から園便り、年誌の制作など園全体の業務に携わる。2018年に退職後、バンクーバーへワーキングホリデーを利用し渡航。2019年に現地の大手カフェチェーンで就労ビザを取得したが、コロナの影響で帰国。その後2020年12月からリンクエイジ株式会社で営業として既存団体のサポート業務をメインに勤務。現在に至る。
【過去の調査内容】
・第1回、第2回調査対象:memoride会員 計264名(20歳代から50歳代)
調査日:2021年6月~8月、2022年2月~3月
調査方法:インターネットによる特定条件の会員様から任意回答
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000087974.html
・第3回
調査対象:memoride会員 464名(20歳代から50歳代)
調査日:2022年8月から11月
調査方法:インターネットによる特定条件の会員様から任意回答
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000087974.html
・第4回
調査対象:memoride会員 1,935名
調査日:2023年8月から9月
調査方法:インターネットによる特定条件の会員様から任意回答
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000087974.html
調査元

リンクエイジ株式会社は、インターネット写真サービス「memoridge(メモリッジ)」https://memoridge.lage.co.jp/ を運営しています。教育機関を中心にスポーツ団体や、さまざまなイベントの写真や動画撮影、インターネット上での販売を行うサービスです。
現在は全国1,700団体以上の導入実績があります。また、写真クラウドサービス「memoridge drive(メモリッジドライブ)」や園児募集に特化したWEB広告運用サービス「memoridgeAD(メモリッジアド)」を提供しています。
「全ての愛を力に変える」をミッションに写真1枚から、愛情を増幅させ、世の中に変わらない愛の循環を生んでいきたい。 そして、その愛はきっと明日を生きる力に変わる。 そんな愛ある会社を目指しております。
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