ロシア軍はウクライナに対し、3日連続で大規模な攻撃を行いました。

ゼレンスキー大統領は「ロシアの攻撃増大には制裁強化で対応すべきだ」と述べ、各国に支援を求めました。

ウクライナ当局は、25日夜から26日未明にかけて、北東部ハルキウや南部の港湾都市オデーサなど、少なくとも4つの地域がロシア軍のミサイルとドローン攻撃を受けたと発表しました。

ウクライナ空軍によりますと、ドローン355機とミサイル9発が使用されました。

これまでに2人が死亡し、4人が負傷したということです。

ゼレンスキー大統領は「戦争開始以来、一晩で最大の数のドローンが発射された」と述べたうえで、「攻撃の拡大には制裁の強化で対応すべきだ」として、西側諸国に制裁の強化を求めました。

一方、ロシア国防省は26日、ウクライナ西部フメリニツキー州の飛行場に対して、「ミサイルとドローンによる大規模な攻撃を実施し、目標を達成した」と発表しました。

ペスコフ大統領報道官は、一連の攻撃について「ロシアの民間施設の攻撃に対する報復だ」と述べ、正当性を主張しました。

ロシア国防省は、5月20日から23日にかけて、ウクライナ軍による大規模なドローン攻撃を受け、1177機を撃墜したとしています。

停戦に向けた直接交渉が再開する一方で、攻撃の応酬が続いています。

フジテレビ
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国際取材部
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