2024年6月、高松市の路上で同僚の男性を刃物で刺して殺害したとして、殺人などの罪に問われた19歳の男の初公判が5月26日、高松地方裁判所で開かれ、男は起訴内容を否認しました。
殺人などの罪に問われているのは、高松市の無職で19歳の被告の男です。起訴状などによりますと、被告の男は2024年6月13日の午後8時ごろ、高松市田村町の路上で同僚だった解体作業員の男性に対し殺意を持って刃物を刺し、殺害したなどとされています。
高松地裁で開かれた26日の初公判で、被告の男は「殺意についてはありませんでした」と起訴内容を否認しました。
冒頭陳述で検察側は、被害者と押し合いになった際、刃物を被害者の胸に向けて力をかけ続けた、胸の傷は深さ11センチに及び心臓を貫通していたなどとして殺人の罪が成立すると指摘しました。一方で弁護側は、被害者を殺すつもりもケガをさせるつもりもなかったとして、殺人ではなく傷害致死の罪を主張しました。