カンヌ国際映画祭の授賞式が開かれたフランス南部で5月24日、大規模な停電が発生しました。変電所への放火などが原因とみられています。
停電があったのはカンヌと周辺地域で、16万世帯に影響が出ました。
映画祭では一部の作品の上映が中断しましたが、約6時間半後に復旧し、授賞式は無事開催されました。
停電について地元メディアは、変電所で火災が発生し、カンヌなどに送電する鉄塔が倒れたためと伝えていて、放火などの可能性があるとしています。
映画祭は、コンペティション部門にノミネートされていた早川千絵監督の作品「ルノワール」は受賞を逃し、最高賞のパルムドールには、イランのジャファル・パナヒ監督の「シンプル・アクシデント」が選ばれました。