年金制度改革法案の修正協議を行っている自民党の田村社会保障制度調査会長と立憲民主党の長妻代表代行が、揃って25日朝のフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演し、法案を修正の上、今週中に衆議院を通過させたい考えを示しました。
自民・社会保障制度調査会長 田村元厚労相:
我々はとにかく今週中にまとめあげたいという思いです。
立憲・代表代行 長妻元厚労相:
タイムリミットは今週というのは共通認識だと思ってます。
年金改革法案の修正を巡り、田村氏と長妻氏は「決定的な相違点や対立点はない」という共通の認識を示し、厚生年金を活用した基礎年金の底上げ策を修正案に盛り込む方向で調整を進める考えを強調しました。
両党と公明党の3党は、26日の午後、改めて修正協議を行う予定です。
立憲・代表代行 長妻元厚労相:
ほとんど大きいものはズレはありませんので、法律のテクニカル的なところの詰めというような位置づけですね。
自民・社会保障制度調査会長 田村元厚労相:
こういうものというのは細部に魂が宿っている場合があるので、本当に最後まで慎重に議論していかないと。
一方、年金を巡る協議が、夏の参議院選挙後に立憲民主党を含む「大連立」につながるという見方に対しては、田村氏、長妻氏ともに「ありえない」などと否定しました。