えん罪事件をめぐり死刑や再審制度について理解を深めてもらおうという集会が5月24日岡山市で開かれました。
約140人が参加した集会では、1986年に中学3年の女子生徒が殺害された福井女子中学生殺人事件の弁護団の一員である端将一朗弁護士が基調講演を行い、有罪が確定した男性のやり直し裁判に関する活動を報告しました。
また1966年に静岡県・旧清水市で一家4人が殺害された強盗殺人放火事件で死刑判決を受け再審無罪が確定した袴田巌さんの姉の袴田秀子さんなどがパネルディスカッションに参加し、えん罪事件が起きる原因や現在の再審制度の問題点などについて意見が交わされました。
主催者はこうした集会を通じて、えん罪事件に関する再審法改正について考えるきっかけにしてほしいとしています。