ブラジル出身の世界的な写真家、セバスチャン・サルガドさんが死去しました。
81歳でした。
サルガドさんは、1944年にブラジルで生まれ、1973年から本格的に写真家としての活動を始めました。
代表作には、アフリカの飢餓を撮影した「サヘル」や移民や難民の実態を追った「移民たち」、世界中の手つかずの自然や動物、原始的な生活を営む人々を取材した「ジェネシス」などがあります。
1990年代からはブラジルを拠点に、自然の保全などにも取り組み、環境活動にも尽力していました。
2021年には、高松宮殿下記念世界文化賞の絵画部門を受賞しています。
フランスの芸術アカデミーによると、サルガドさんは23日に亡くなったということです。