5月26日で日本海中部地震から42年です。秋田県では地震を教訓に5月26日は「県民防災の日」と定められています。
これを前に23日、県庁では職員・消防・自衛隊らが大地震を想定した訓練に参加し、情報伝達の手順などを確認しました。
訓練は23日午前10時に秋田県沖を震源とする地震が発生し、県内で最大震度6弱を観測したほか、沿岸部に大津波警報が発表された想定で進められます。
県の職員・消防・自衛隊・秋田地方気象台などから90人が参加し、発生後すぐに災害対策本部が立ち上げられました。
その後、被害状況の確認や市町村への連絡の方法、自衛隊に災害派遣を要請する手順を確認しました。
就任してから初めて訓練に参加した鈴木知事は、迅速かつ正確な対応で有意義な訓練だったと評価していました。
鈴木知事:
「重要性が非常に高いと思うのは地域のつながり。どうしても公的な機能だけでは届かないところがある。地域の自主防災組織や消防団などをしっかりアクティブにしておかないと、いざという時にあの人どこに行ったんだろうとなるので地域の力を重視したい」
訓練はトラブルなく終了し、参加者は自らの安全を確保しながら県民の命を守れるよう考えを巡らせていました。