宮城県気仙沼市では5月23日、新たなカツオ一本釣り漁船が完成し式典が行われました。

完成した第38日昇丸は、高知県の社団法人が気仙沼市のみらい造船に依頼し、去年4月から建造が進められてきました。

一本釣り漁船のほとんどが繊維強化プラスチックFRP製ですが、日昇丸はアルミニウム合金で造られ軽量化により燃費向上が図られるということです。

23日は関係者およそ70人が出席して進水式が行われ、航海の安全を祈願した後、ゆっくりと船が海に浮かべられていきました。

みらい造船 吉田慶吾会長
「今までカツオ一本釣り漁船を造ることがなかったので、今回初めて、力を合わせてこの船ができた」

日昇丸は全長24メートル、総トン数80トンです。6月中旬から操業を開始する予定で、生鮮カツオの水揚げ28年連続日本一を達成している気仙沼へのさらなる水揚げが期待されています。

仙台放送
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