間もなく旬を迎えるサクランボについて、23日、作柄調査が行われた。
今年は開花期の天候不順により佐藤錦の着果数への影響が確認されていて、県は出荷に向けた管理の徹底を呼び掛けている。
サクランボの主力品種、佐藤錦と紅秀峰の作柄調査は、村山と置賜地域の48の園地で行われた。
このうち天童市荒谷のサクランボ園では、県やJAなどの調査員が佐藤錦の着果数や大きさ、それに、前年の高温が影響する実がくっついた双子果の有無を確認した。
調査員によりますと双子果は平年より多いものの大量に発生した去年よりは少ないという。
一方で、今年、懸念されるのが「着果数の少なさ」。
今年は4月の開花期に雨や強風が多く、受粉が順調にいかなかった一部の園地では特に佐藤錦への影響が確認されている。
山形県農林水産部・佐藤隆士技術戦略監
「例年と比べて(着果数が)少なく感じた。しっかり着色管理や適期に収穫してもらい、最後の最後まで気を抜かないで管理してほしい」
作柄調査の結果は、今月28日に発表される。