広島市は、平和公園の原爆慰霊碑に納められている原爆死没者名簿に亡くなった被爆者の名前を書き記す新たな記帳者を発表しました。
原爆死没者名簿に記帳する役目を新たに担うことになったのは被爆者で広島市在住の大川純子さん83歳です。
これまでおよそ40年にわたり記帳を務めてきた被爆者で広島市の元職員、池亀和子さんが去年、亡くなったことを受け市は新たな記帳者を探していました。
大川さんは記帳が始まった1969年以降、15人目の記帳者となり、これまでは全員、被爆者の元市職員が務めてきましたが今回初めて元職員以外の人に委託されました。
今年は来月2日からこれまで25年間、作業を続けてきた中本信子さんと大川さんの2人で記帳を始めます。
記帳は8月5日まで続けられ今年の平和記念式典で原爆慰霊碑に納められます。