広島市の住宅を訪れ必要のない屋根の修繕工事の契約をさせようとした疑いで逮捕された暴力団組員の男ら6人がけさ送検されました。県内では同様の訪問販売が50件以上確認されていて、警察が捜査を続けています。

特定商取引法違反の疑いで23日朝、送検された東京都葛飾区の暴力団組員、喜多将希容疑者(32)ら6人は、今年1月と2月に広島市内の2軒の住宅を訪れ、「直したほうがいい雨漏りの原因になる」「瓦が2枚ほどずれている」などとうそを言って、修繕の必要がないにもかかわらず屋根の工事を契約させようとした疑いがもたれています。

喜多容疑者は事件の”中心的役割”を担っていたとみられます。

警察は、6人の認否を明らかにしていませんが、契約で得た金が暴力団の資金源となっていた可能性やほかに共犯がいるとみて捜査を進めています。

また、同様の訪問販売が県内で50件以上確認されているほか、山口・島根・岡山県でも警察への相談があったということです。

テレビ新広島
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