動画配信サービスNetflix(ネットフリックス)で公開中の映画「新幹線大爆破」。「シン・ゴジラ」や「エヴァンゲリオン」なども手掛けたことのある樋口真嗣監督が5月18日、仙台のトークイベントに参加しました。

世界第2位のヒットを飛ばしている「新幹線大爆破」。時速100キロを下回ると爆発する爆弾が仕掛けられた東北新幹線「はやぶさ」をめぐり、JR職員や警察、政府、犯人との攻防がまさにノンストップで繰り広げられます。

樋口真嗣監督「利府と古川の間くらいで(ネタバレのため自主規制)してますけど、許してください」

物語は宮城県内の路線で大きく動くということで、県知事も登壇。
村井知事「東北新幹線爆破されて、はやぶさ爆破されて喜ぶのは変な話なんですけど、劇中で見事に爆破してくださったので本当に感謝している。ご覧になった方が東北に足を運ぼうかなと思って来ていただくと本当にありがたいと思っております」

記者リポート「JR仙台駅新幹線改札階です。こちらからも一際目をひきます。駅構内には『新幹線大爆破』の大きな広告が吊り下げられています」

「エンタメで東日本を盛り上げようという意図を粋に感じた」というJR東日本。仙台駅東口にある「ヨドバシカメラ」の駐車場の屋上では、手に汗握るシーンが撮影されました。

せんだい・宮城フィルムコミッション 米倉風花さん「はじめにこの柵の辺りで、爆弾を積んだ新幹線がまいりますとアナウンサー役の方がお話されているシーンを撮影した」

劇中では、各地の駅をはやぶさが猛スピードで通過。仙台駅の近くではテレビ局が生中継するシーンが多くのエキストラの協力のもと撮影されました。

この場所ならではのこんなウラ話も。
せんだい・宮城フィルムコミッション 米倉風花さん「常時、ヨドバシカメラの店内の音楽が流れているんですけど、そちらの撮影の時には止めていただかないとというところで、あわててスピーカーに毛布を巻いたりして」

さらに、仙台駅では幻となったシーンも。
樋口真嗣監督「ペデストリアンデッキに人がわーっといて、その向こうを新幹線が走り抜けていくっていうのをやろうとしたんですけど、実際に爆弾抱えた新幹線が走るんだったらそこに人はいないと警察側から見解が出て。じゃあ規模がでかい撮影はやめましょうとなった」

また、利府町の新幹線総合車両センターも重要な舞台として登場。
樋口真嗣監督「そこが全面的に事件の解決に向かって活躍するという場所で、利府なしではありえない。利府という名前を早く全国区にしたいぐらい」

樋口真嗣監督「皆さんが東京に行く時に使ったり、観光に行く時に使っている東北新幹線が大変な目にあうけど、それは映画の中のことなので。もしも起きたらどうだろうというドキドキを楽しんでいただけたら」

(Netflix映画「新幹線大爆破」独占配信中)

仙台放送
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