4月、岩手県内で1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は6件で、高止まりの状態が続いています。
東京商工リサーチ盛岡支店によりますと、4月の県内の企業倒産は6件で、2024年の同じ月と比べると3件増えました。
負債総額は6億1700万円と2024年の同じ月から1400万円減っています。
負債総額10億円を超える大型倒産はなかったものの、新型コロナウイルスによる倒産が5件あり、そのうち4件は人手不足や物価高関連の影響を受けての倒産でした。
2025年に入ってからの倒産は26件となり、2024年の同じ時期と比べると7件増えていて、依然として企業倒産は高止まりを続けています。
東京商工リサーチ盛岡支店では「今後、後継者不足による倒産も増え、件数、負債総額は高い水準での推移が見込まれる」としています。