2024年11月、JR瀬戸大橋線の列車が瀬戸大橋の上で立ち往生し、乗客が長時間取り残された問題を受け、JR四国は5月23日未明、こうした事態に備えた訓練をJR西日本と合同で行いました。

最終列車が通過したあとの23日未明から始まった訓練では、JR瀬戸大橋線の列車が故障のため、瀬戸大橋の上で動かなくなったという想定で行われました。

24年11月、JR瀬戸大橋線の児島駅と宇多津駅の間で送電の設備が断線。快速マリンライナーが約6時間に渡って立ち往生し、乗客が閉じ込められたことからJR四国では、救助方法や訓練方法の見直しが求められていました。

訓練はJR西日本と合同で行われたもので、合同訓練では今回初めて乗客が救助列車に乗り換えるために必要な非常用の「渡り板」を設置する手順を確認しました。

また、車内では、乗客へ状況を説明したり、飲み物を配るなどの訓練も行われました。

(JR四国 四之宮和幸社長)
「予定していた作業をスムーズに実施することができてよかった瀬戸大橋という特殊な場所で列車が長く止まるのは乗客が不安に感じる状況なのでそういったものを無くすことが大切だと感じた」

JR四国とJR西日本は今後もこうした合同訓練を行い、連携強化を図ることにしています。

岡山放送
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