岡山県北を舞台に、豊かな自然や文化など地域の魅力を発信する映画の公開を目指す「美作の国映画プロジェクト」が発足し、津山市で5月21日、設立総会が開かれました。

地元経済界の有志が立ち上げた「美作の国映画プロジェクト」。津山市や真庭市、奈義町など「美作の国」を舞台にした映画を製作し、2027年の公開を目指します。

メガホンを取るのは美作市で青春時代を過ごし、「風の奏の君へ」や「推しが武道館いってくれたら死ぬ」など岡山を舞台にした作品を多く手掛ける大谷健太郎監督です。

物語は、かって津山に住み、東京で一世を風靡した伝説のロックバンドの元ボーカルと女性神主が織りなすラブストーリーです。ロケ地は津山市の津山城や真庭市の蒜山高原、奈義町現代美術館などが予定されています。
キャストには岡山県北にゆかりのある俳優らが候補に挙がっていて、地域住民もエキストラとして参加できます。

(美作の国映画プロジェクト 芦田雅嗣会長)
「交流人口・定着人口の増加、観光振興にも必ずつながると思っているのでぜひ成功に導いていきたいと思っている」

(大谷健太郎監督)
「ロケ地として本当に温暖な気候に恵まれている。そういう良さを伝えるのに映画は本当に一番いい力になる」

製作費は約1億円で、クラウドファンディングや企業版ふるさと納税を活用して支援を募ります。2026年の夏から撮影を開始する予定です。

岡山放送
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