存廃が議論されるJR芸備線の可能性を探るため、7月19日に始まった増便などの実証事業について、JR西日本岡山支社の林秀樹支社長は、重要性について改めて認識を示しました。
(JR西日本岡山支社 林秀樹支社長)
「経済波及効果が地域にどれだけ及ぶのかがポイント。地域の皆さんとさらに連携を深めながら効果が最大になるようにしっかりと取り組んでいきたい」
JR西日本岡山支社の林支社長が7月25日の会見で、実証事業に対する認識を示しました。
実証事業は、芸備線の存廃を議論する再構築協議会が行っているもので、増便によって観光客の増加につながるかなどを調べます。7月19日から新見駅と議論の対象区間にある備後落合駅、備後落合駅と広島駅の間で土日と祝日に上下線を1本ずつ増便しています。さらに、駅から観光地まで移動する周遊バスも増やします。
また、8月21日からは平日の夕方に備後落合駅と三次駅の間で運転時間の延長なども行い、地域の人の利便性向上につながるかについても調べるとしています。