小泉新農林水産大臣が本格始動です。コメの価格を抑えるため、随意契約で備蓄米の売り渡しをする方針をさっそく示しましたが、実際に価格の下落につながるのか難しい課題を抱える中でのスタートとなります。
新たに農林水産大臣に就任した小泉氏は、22日午前、農水省に登庁し、「今日は長野県の全農で販売してる米がとうとう2900円こういう2000円台に乗ったというそういったことも今私も聞いています。スピードが求められてますから、やはりそこを重視して、速やかに結果を出せるよう全力で頑張りたいと思います」と意気込みを語りました。
小泉大臣は午後に、江藤前農水大臣から引き継ぎを受けるほか、農水省の職員に対し訓示を行う予定です。
コメの価格抑制に向け、21日の就任会見では備蓄米について競争入札ではなく、業者を選んで契約する「随意契約」で売り渡す方針を明らかにしました。ただ、随意契約については、法的な整理などに時間がかかるのではとの指摘も出ています。
コメの高騰対策を最重要課題としている小泉大臣ですが、価格の下落を実現できるのかその手腕が問われることになります。
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