台湾有事に備えた住民の避難計画をめぐり、県が受け入れを想定している与那国町の職員が20日から2日間県内の避難先の施設などを訪問しました。
台湾有事に備えた住民の避難をめぐっては、政府は与那国町の住民約1700人が佐賀県に避難する計画を発表していて、県は佐賀市と鳥栖市での受け入れを想定しています。
与那国町の職員は20日から県内を訪れていて、21日は避難者の割り振りなどを行う避難先連絡所として想定されている鳥栖市民体育館とサンメッセ鳥栖を視察、不足しているものなど市の職員と情報交換していました。
【与那国町総務課 田島忠幸課長】
「(周辺に)いろいろな機関が集まっている場所なので、避難する方からするといろいろ便利だし、いろいろなことがあっても対応していただけそうな環境が十分にある」
一方、20日は県の職員と情報交換をしたほか、佐賀市のSAGAアリーナなどを視察しています。
県の関係者は今後も交流を深め顔の見える関係を作ることで、避難計画を具体化する必要があると話していました。