県内の小学校の教員採用試験について、県教育委員会は初の定員割れとなったと発表しました。
県教育委員会によりますと今年度の県内の公立学校の教員採用試験について、応募した人の数が706人と去年から1割近く減り、過去5年で最も少なくなりました。
特に小学校の教員については倍率が「0.9倍」となり、初めて1倍を切る“定員割れ”になったということです。
採用予定者を増やしていたことに加え、応募者が減少したことが背景にあるとみられています。
一方、昨年度から始まった学生が試験の一部を1年前倒しで受けることができる「チャレンジ受験」は2割近く応募が増えています。
県教育委員会は3年前から行っている秋採用なども踏まえ、「応募する人の選択肢を増やすことで多様な人材確保に努めたい」としています。