秋田市の金足農業高校と大手コンビニエンスストアが共同で開発する「金農パン」が2025年も販売されることになり、生徒らが20日、秋田県の鈴木知事に商品をPRしました。今回は定番のパンケーキに加え、男鹿でとれた塩を使った「塩バターメロンパン」が登場です。
県庁を訪れたのは、秋田市の金足農業高校の生徒や大手コンビニエンスストア・ローソンの担当者です。毎年、県産の食材を使ってパンを共同で開発し「金農パン」として売り込んでいます。
ことし開発されたのは、定番のパンケーキを使った「金農パンケーキ抹茶ホイップ&つぶあん」。県産の米粉と卵を使った生地に抹茶パウダーを加え、粒あんとホイップクリームをはさみました。
試食した鈴木知事は「本当においしい。生地がまずもっちりしている。あんことホイップが入っているが甘さがちょうどいい。発案も素晴らしいが、製品化の過程で皆さんの努力が感じられる素晴らしい作品だと思う」と太鼓判を押しました。
金足農業高校生活科学科(2年)・木村紗良さん:
「抹茶が苦手な人でも食べられるよう、程よい苦さになっています」
もう1つは「金農男鹿の塩バターメロンパン」です。県産小麦の小麦粉を使用した生地にバターを加え、メロンの皮と男鹿半島でとれた塩を使って焼き上げました。
金足農業高校生活科学科(3年)・高橋こころさん:
「このメロンパンは、他のメロンパンと違って甘じょっぱいのが魅力なので、たくさんの人に食べてもらいたい」
「金農パン」は23日に県内のローソンで先行発売され、27日から東北各県の店舗で販売されます。