最年少町長のPRで中途採用応募が急増

2024年、全国最年少町長が生まれた町で、ある変化が起きている。

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鳩山町民(70代):
すごいですね。鳩山町が注目されているんじゃないですか。

埼玉県鳩山町が4月に行った一般職の中途採用には「若干名」の募集に対し、例年の約10倍となる70人の応募者があった。しかも応募者の内訳を見てみると…

鳩山町・小川知也町長:
(応募者70人のうち)69名の方が町外の方だったんで。北は北海道から、全国各地から応募が来たのが嬉しい話です。

2024年7月「全国最年少」の28歳で町長に就任した小川知也町長は、オリエンタルランドに勤めていた経歴などが話題となり、就任後は町長自ら最年少を武器にPR活動を展開した。

「夢の国から政治家へ」
「鳩山町を日本一幸せを実感できる町にするために日々活動しています」

公式SNSでアピールするだけでなく、人材確保にも取り組んできたという。

鳩山町・小川知也町長:
昨今、中途採用をかけたとしても応募する方が少なかったので、そこは課題を感じていた。民間企業の方も受けやすい体制を整えていったと。

採用対象年齢拡大とオンライン受験にも対応

3年前から中途採用を始めていたものの、去年の応募者は一桁台だった。

今回、対象年齢を20代から35歳以下まで広げたほか、筆記試験をオンラインで受けられるように変更。

さらに職員の声を受け、庁舎内にキッズスペースを設けたほか、財源を確保するため、ふるさと納税の返礼品の拡大にも乗り出した。

中途採用職員の応募者急増に、町民はこう話す。

鳩山町民(80代):
すごいですね〜。若い方が先頭に立ってやってるからじゃないですか。

鳩山町民(70代):
知らなかった。住むにはいい町ですけども、それ以外に何が魅力なのか…。

鳩山町は、今後さらに応募者数を増やしていきたい考えだ。
(「イット!」5月20日放送より)

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