昼間の札幌市ススキノが騒然となった。
11階建てビルの飲食店で爆発があり、男女あわせて4人がケガをした。
爆発があったのは、交通量の多い国道に面した南4西2ビル。
飲食店などが複数入る11階建てビル、2階のジンギスカン店だ。
爆発の衝撃でガラスが吹き飛んでいるのがわかる。
現場に到着した際はかろうじて破片が残っていたが、取り除かれた。
36号線を望むカウンター席のダクトのパーツの一部分が吹き飛び、窓の外に出ていた。
爆発の衝撃の強さがうかがえる。
爆発があったのは、札幌市中央区南4条西2丁目にある11階建て複合ビルで、2階に入っている飲食店「旭川成吉思汗・大黒屋」。
午後1時30分ごろ、「付近の建物で爆発があった」とビルの近くにいた人から消防に通報があった。
当時、現場に居合わせた人に話を聞いてみると。

「びっくりした。(ガラスが)頭にぶつかった。ヘルメットちょうどかぶってなかった」(爆発でケガをした男性)
「工事の人だと思うが担架で運ばれるところをみた。行こうとしていた店だからこわい」(搬送者を目撃した人)
「原因はガスの爆発かなと。消防隊から聞いた」(複合ビル・テナントの社員)

これは爆発の瞬間を捉えた同じビルの1階に入る店の映像。
天井から煙が出て衝撃の強さがうかがえる。

消防によると、この爆発で男女4人がケガをして搬送された。
4人は、店内にいた20代から40代までの女性3人と、屋外にいた20代の男性。
現場でこの男性の会社の関係者から、話を聞くことができた。
男性は爆発のあったビルのすぐ隣の、工事現場で作業をしていた。
インドネシア国籍の技能実習生で、休憩中にヘルメットを外し頭をケガ、出血があったということだ。

爆発のあった店は2025年2月にオープンしたばかりで、なかなか予約が取れない人気店。
現在、消防や警察、ガス会社が入って調査を進めている。
警察によると、ガス爆発も視野に現在、捜査を進めているということだ。
付近は煙や炎は出ておらず、焦げ臭いにおいもない。
警察と消防が爆発の原因を詳しく調べている。
