パワハラ疑惑を報じられた立憲民主党の水野素子参院議員は19日、自身のSNSに投稿し、夏の参院選には立候補しない意向を表明した。
水野氏をめぐっては、参院選神奈川選挙区から立候補を予定していたが、週刊文春が元秘書らへのパワハラ疑惑を報じていた。
水野氏は投稿の中で、「この度の報道により皆さまに多大なご心配をおかけした」とした上で、「報道は噂や憶測による事実関係の誤りや誇張が多く含まれているものの、このような事態を招いたことも含めて自らを深く反省し、改善に努めていく」との考えを示した。
そして、「熟慮の結果、苦渋の決断ではあるが、出馬を辞退することとした。このような結果となり申し訳ない」とつづった。
水野氏は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の元職員で、「宇宙かあさん」をキャッチフレーズに、2022年の参院選で初当選した。
2022年は非改選の欠員1の補充を合わせた計5議席が争われ、5位当選の水野氏の任期は3年で、今年が改選だった。