施設の老朽化に伴い進められている静岡県立中央図書館の移転について想定していた通りの補助金が国から得られず、県の費用負担が大幅に増える見通しとなっていることがわかりました。

建設から半世紀以上が経ち、施設の老朽化が著しい県立中央図書館はJR東静岡駅前への移転が決まっています。

県教育委員会の計画では整備費の一部に国庫補助金を充てるとしていてこれまで136億円の交付が受けられることを想定していました。

しかし、関係者によると実際には交付額は34億円に留まる見込みで、これにより県の費用負担が100億円余り増える見通しとなっていることがわかりました。

このため、県は新たに63億円分の別の補助金を申請する方針で、費用負担の増額分を45億円程度に抑えたい考えですが申請が通るのかは不透明な状況です。

県立中央図書館の移転をめぐっては当初、総事業費を192億円程度としていましたが
、県は2024年、物価の高騰などを理由に298億円へと膨らむことを明らかにしたばかりでした。

テレビ静岡
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