東京・狛江市で3月、男性宅の玄関前に配達された「置き配」の紙袋を盗んだ疑いで、無職の53歳の男が逮捕された。周辺で相次ぐ同様の被害について警視庁が余罪の有無を捜査している。

置き配を窃盗した男を逮捕

東京・調布署で16日午前、カメラが捉えたのは、置き配を盗んでいく男の姿だった。
その男は、カメラに気がつくと顔を下に向け、うつむいた。

窃盗の疑いで逮捕された、無職の田中公文容疑者(53)
窃盗の疑いで逮捕された、無職の田中公文容疑者(53)
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窃盗の疑いで逮捕された、無職の田中公文容疑者(53)だ。
盗んだのは、玄関前などに配達される、いわゆる「置き配」で届いた荷物だった。

防犯カメラに自転車に乗り徘徊し物色する姿

事件があったのは3月。東京・狛江市に住む男性から110番通報が寄せられた。

「防犯カメラに荷物が盗まれるところが映っていた」と話している被害者の男性
「防犯カメラに荷物が盗まれるところが映っていた」と話している被害者の男性

被害者の男性は「防犯カメラに荷物が盗まれるところが映っていた」と話している。

自転車で徘徊していたという田中容疑者
自転車で徘徊していたという田中容疑者

警視庁によると、田中容疑者は現場付近を自転車に乗って徘徊し物色。

置き配の紙袋をリュックに入れる男のイメージ
置き配の紙袋をリュックに入れる男のイメージ

男性の住宅前に届いていた置き配の紙袋を発見すると、リュックに入れ、その場をあとにした。

中身はTシャツなどの衣類3点、5700円相当が入っていたという。調べに対し、田中容疑者は「身に覚えがありません」と容疑を否認。

周辺では同様の被害があり、警視庁は余罪があるとみて調べている。
(「イット!」5月16日放送より)

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