福岡・うきは市で大人気の”道の駅”。リニューアルオープンした5月16日は、朝から大勢の客が訪れ、リニューアルオープンを待ち望む人たちの長い列ができていた。

九州の人気ランキングで9年連続1位

午前9時の開店とともに店内へ流れる大勢の客。1日200個限定販売の“お楽しみ袋”も「あっ」という間に完売する勢いだ。

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2025年で25周年を迎える「道の駅うきは」は、地元の旬のフルーツや新鮮な野菜を手頃な価格で購入できるのが人気で、旅行雑誌の九州の道の駅人気ランキングで9年連続1位に輝いている。

売り上げも右肩上がりで、2024年度は約13億5千万円と過去最高を更新した。

そんな大人気の道の駅がリニューアルでどう変わったのか?

売り場面積は約1.3倍に拡張されると同時に、通路幅も1.5倍に拡張した。さらに商品の棚も平台から3段になり、多くの商品が並べられるようになったのだ。

トマトが5つで240円。重たいキャベツが1玉230円。大粒で赤いイチゴも460円で販売されている。

「普通のお店で買うより安い。イチゴも安い。2パック買った。ジャム作るので」と棚に手を伸ばす買い物客や「ひとつの品物でも種類がたくさんある。友だちに送ってあげようと思って」と嬉しそうに話す買い物客など評判も上々のようだ。

買い物客だけでなく生産者も

さらに、喜んでいるのは買い物客だけではない。出品する生産者もこのリニューアルで、より気合いが入っている。

イチゴ生産者の男性は「商品を置けるスペースも確保されて、その分、買って下さるお客さまも増えるので、5月いっぱいギリギリまで採って頑張りたい」と意欲を見せる。

トマト生産者の女性は「リニューアルして滅茶苦茶、嬉しいです。こんなにお客さん来たの初めて見ました。お客さんに喜んで頂けるような野菜を出荷したい」と興奮気味に店内を見渡した。

人気も売り上げも右肩上がり。道の駅うきはの山平健二さんは「うきはの生産者の方は品質の高いものを作っているので、その品質の良さをいかに消費者にお伝えするか、そこを重点的に行っている」と話す。

また山平さんは、うきはならではの戦略として「ご来店頂いたときに積極的にスタッフが客に商品の良さをアピールするということを随時行っている。今後目標とするのは、今まで以上に生産者や消費者双方に喜んで頂けること」と話した。

2024年度は約120万人が訪れた道の駅うきは。

その前年には隣にアメリカの大手ホテルチェーンも進出し、外国人観光客も増えるなか、よりパワーアップして国内外にうきはの魅力を発信し続ける。

(テレビ西日本)

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