京都市の住宅街で10日、車が家の柵へ突っ込む瞬間がカメラに捉えられた。撮影者が駆け寄ると、エアバッグが開いており運転手は血まみれの状態だったという。また、車は数百mにわたり蛇行運転をしながら民家に衝突した後、電柱にも衝突。一時逃走するも、後に現場へ戻り名乗り出たという。警察は酒気帯びの疑いで捜査している。

車が柵に衝突…運転手は血まみれ

京都市の住宅街で10日午前2時頃、撮影者は異様な音を聞き、向かってくる車にカメラを向けていた。

柵に車が衝突した瞬間
柵に車が衝突した瞬間
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次の瞬間、車が家の柵に突っ込んだ。目を疑う光景に撮影者は「何やってん!これ!」と叫んでおり、困惑した様子でカメラを回し続けていた。

運転手に声をかけた撮影者によると「開いたエアバッグを抱きかかえるような状態でハンドル握ってて、見たら顔面血まみれなってる状態」だったという。

車がぶつかったとみられる痕跡
車がぶつかったとみられる痕跡

車が走ってきた道を戻ると、電柱の根元がえぐられ、住宅の壁が無残に壊されていた。一体何が起きたのか。

蛇行運転の末に衝突?現場に飲酒の男性

警察によると、車は民家に衝突した後、電柱にもぶつかっていたという。

そして数百mにわたり蛇行運転をしていたとみられ、撮影者が遭遇したのはちょうどそのタイミングだった。撮影者によると、通報している間に車は走り去ったという。

乗り捨てられていた車(視聴者提供)
乗り捨てられていた車(視聴者提供)

その直後、撮影者は数百m離れた場所で“あの車”を発見した。撮影者は「こいつや、こいつや」と呟きながら車の前に回り込むと、車体がべっこりへこんでいるのがわかる。

これには撮影者も「えぐいなこれ」と言葉を失っていた様子。その後、次々と警察官が駆けつけたが、その時運転手の姿は車に無かった。

現場検証が進められていた車(視聴者提供)
現場検証が進められていた車(視聴者提供)

事態が動いたのはその数分後だった。警察によると、現場に1人の男性が現れ、“自分が運転していた”と話したという。

男性は飲酒状態と確認され、警察は運転との関連を含めて捜査を進めている。なお、けが人はいなかった。
(「イット!」 5月15日放送より)

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