広大な土地に広がるのは…鮮やかな緑に色づいたキャベツ畑。

一時は、ひと玉1000円を越えることもあったキャベツのサイズが、ここにきて“巨大化”。
価格も変化がでているという。
農家「割れちゃいそうなくらい大きく…」
訪れたのは、春キャベツが畑を埋め尽くすほど、た~くさんできていた茨城・古河市の農園。
そこには“驚きの光景”が広がっていた。

鈴木農園 鈴木弘晃さん:
こちら、パンパンに膨れちゃって割れちゃいそうなくらい大きくなっちゃってるんですよね。過去1番大きかったかも知れないですね。
気温の高い日が続いたことで大きく育った“巨大キャベツ”。育てた鈴木さんもビックリの重さ。

鈴木農園 鈴木弘晃さん:
これ全然違いますよ!1.5倍くらい重いので。

左の通常サイズと比べると一目瞭然!片手で掴めていたのが…両手でないと持てないくらい“巨大化”していた。

出荷の際には通常8個入る段ボールに、6個しか入らない。

中には、大きくなりすぎて亀裂が入った他、“破裂”してしまったキャベツまで。
鈴木農園 鈴木弘晃さん:
今すぐにでも出荷したいですね。

鈴木さんによると、卸売り価格は去年ひと箱約1000円だったのが、今年は800円ほどと、お得になっているという。

農水省によると、キャベツの価格は去年末から高騰し続け、今年1月には1キロ553円に。
そこから徐々に下がり始めると、最新の価格は257円まで下落。
最高値から、ほぼ半額まで値下げしたことになる。
トンカツ店でもお客に笑顔
そんな“食卓の救世主”に戻りつつあるキャベツが“名脇役”として欠かせないご馳走といえば、サクサクの衣をまとったトンカツ。

ジューシーなトンカツの“相棒”である キャベツ。こちらのお店は“おかわりし放題”です。
50代女性:
こんなに新鮮なキャベツをいっぱい食べられて幸せですね!
キャベツの“巨大化”の影響もあってか、ここでも、仕入れ価格が下がっていた。

かつ吉 水道橋店・品川勝巳店長:
去年はこんなに小さかったのに今年は大きい。(高い時は6000円だったが)仕入れ値1ケース1700円。ここまで下がると思わなかったので嬉しい。

キャベツの生育は現在、良好で、少なくとも今月中は、落ち着いた価格帯が続く見込みだということです。
(「イット!」5月15日放送より)