岡山県出身の洋画家で大原美術館の作品収集に貢献した児島虎次郎とその孫、ひ孫の三代にわたる芸術作品を紹介する展覧会が高梁市で開かれています。
近代洋画界に偉大な功績を残した児島虎次郎をはじめ、孫で陶芸家の塊太郎さん、ひ孫で洋画家の慎太郎さんの作品を一堂に展示しています。虎次郎のコーナーには、年代順に40点の作品が紹介され、海外留学を経て画風が変化していく様子がわかります。
塊太郎さんの作品は、独創的な形をした織部焼のオブジェが訪れる人の目をひきつけます。慎太郎さんの油絵は、淡い色調と細かい筆使いで静物画のほか中国やギリシャ、沖縄などの風景が描かれています。
(高梁市成羽美術館 吉田遥さん)
「(3人が)それぞれいろいろな国や地域を旅してその経験をもとに作品を
展開しているので、どのようにその国や地域を解釈していたのか楽しみながら
見てもらえたら」
この展覧会は、高梁市成羽美術館で6月8日まで開かれています。