石破首相は11日、フジテレビの「日曜報道 THE PRIME」に出演し、フジテレビが信頼回復に向けて総務省に報告した人権・コンプライアンスに関する8つの具体策について、「私はかなり高く評価をしている。要は、できるか、できないかだ」と述べた。
フジテレビの具体策には、人権への影響評価体制の構築、コンプライアンスの確保・体制の強化、編成・バラエティー部門の解体再編、役員定年制の導入、在任期間の制限などが盛り込まれている。
石破首相は、「人権最優先企業、女性の管理職や取締役の割合増やす、役員の定年もきちんと作る。さらに、『楽しくなければテレビじゃない』という文化から脱却しなければいけないという部分があった」とした上で、「面白いためなら何やっても許されるというわけではないということを、文章にきちんと書いたというのは、大変な決断だったと思う。やはり人権。何をやっても許されるというものではないのは、フジテレビに限らず、すべてのメディアに共通する」と述べた。
その上で石破首相は、「私はかなり高く評価をしている。要は、できるか、できないかだ」と述べた。