聴覚障害者の国際大会デフリンピックが、2025年11月、日本で初めて開かれます。今週開かれた陸上の最終選考会で岡山の2人の選手が優勝し、代表入りに大きく前進しました。

(佐藤理子アナウンサー)
「デフリンピック代表選手を目指して最後の挑戦が始まります」

埼玉県で開かれた東京デフリンピックの陸上の最終選考会を兼ねた日本選手権。走高跳には岡山市の平林金属所属の佐藤秀祐選手(20)が出場しました。

2024年の世界選手権で5位に入った佐藤選手。自己ベストには及びませんでしたが、1メートル90を跳んで2024年に続き、連覇を飾りました。

(平林金属 佐藤秀祐選手)
「デフリンピックに出場できたら、格好よく高く跳ぶ姿を見せたい。メダルの色は金メダル」

一方、男子400メートルハードルには大会2連覇を狙う岡山大学の石本龍一朗選手(20)が出場しました。2024年10月にデフ陸上を始め、12月の日本選手権でいきなり大会新記録を出し優勝した石本選手。この日も他の選手を大きく突き放し、56秒69で優勝しました。

(岡山大学 石本龍一朗選手)
「(代表に内定できたら)世界でメダルが取れるように、フィジカル面、メンタル面を しっかり鍛えて日本代表に恥じない走りをしたい」

デフリンピックに大きく前進した二人。代表内定の発表は5月15日です。

2025年11月に開催される東京デフリンピック、郷土勢では、香川県綾川町出身で岡山市のノートルダム清心女子大学4年、片山結愛選手(21)が、デフバドミントンの代表に内定しています。

岡山放送
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