勝山市では、市内3つの中学校を1校に統合し、勝山高校の敷地内に新たな中学校が建設されます。校舎の着工を前に8日は起工式が行われ、関係者らが工事の安全を祈願しました。
 
起工式には、勝山市の水上実喜夫市長や建設に携わる熊谷組の櫻野泰則会長ら関係者約60人が出席しました。
 
新しい中学校は、市内の勝山北部中学校、中部中学校、南部中学校を1校に統合するものです。2026年度には中学生が500人を割り込む見通しで、人口減少が進む勝山市では20年以上前から中学校の再編について検討してきました。
 
新しい中学校の校舎は3階建て、敷地面積が約5万4000平方メートル。勝山高校の敷地内に建設し、連携型の中高一貫教育を目指します。
  
中学校の再編については、市民から様々な声が上がる中で協議を重ね、勝山高校に隣接する形に決定しました。また、校舎建設工事の入札については、資材の高騰などの影響で2度の入札が不調に終わり、2025年3月、熊谷組福井営業所などでつくる共同企業体が3度目で落札しました。
 
水上市長は「勝山中学校をこの地に建設することで、多くの子供たちが共に学び交流する新たな文教エリアが生まれることになる」としています。
  
校舎は2026年3月末までに完成し、2027年4月に開校します。

福井テレビ
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