カメラは、ロープを使った決死の救出劇の一部始終を捉えていました。
アメリカでは決死の救出劇
5月5日にアメリカ・ケンタッキー州を走る高速道路で起きた、事故直後の様子を捉えた映像には、高速道路の橋桁から、落下寸前の状態で止まるトラックが写っていました。

車内には、運転手が閉じ込められたままです。
高速道路の橋桁に衝突し、落下寸前の状態で止まったトラック。運転手は自ら消防に通報し、助けを求めました。
地元メディアによると、「橋からぶら下がっている。死にたくない」と通報があったといいます。
救急隊が現場に到着するまでの、緊迫の18分間。

「助けてください。落ちそう…橋から落ちそうです」
「今トラックの中にいて動くのが怖い」
「もし生き延びなかったらこの録音を家族に届けてもらえますか?」
混乱に陥ったトラックの運転手が、消防の通信指令係と交わした会話の内容の一部です。通信指令係はレスキューの方法などを説明しながら、男性を落ち着かせたといいます。

そして、現場に駆け付けた救急隊による決死の救出劇が始まりました。
救急隊員はロープを使い、空から、トラックの中に閉じ込められていた運転手の救出を試みます。

救出開始から約30分。運転手は無事、救助されました。運転手は病院に搬送されましたが、ケガはなかったということです。
スペインでは「ケーブル窃盗」で1万人超に影響
一方、スペインの首都・マドリードでは、駅構内に溢れ返った人々、ホームに入ることすらできず、疲れ果て地面に座り込む人々の姿が。多くの人たちが混乱に陥っていました。

5月4日、高速鉄道の線路設備から銅線ケーブルが盗まれ、首都マドリードと地方都市を結ぶ列車の運行が停止したのです。
鉄道の利用者は「南米や他の国ならわかるけど、スペインでこんなことがあってびっくりです」「9時半から待っていますが何の説明もありません。ただ待つだけです」などと話しました。

スペインの交通省によると、盗まれた銅線ケーブルは5カ所に及び、信号システムで使われるものということで、鉄道を利用する1万人以上に影響が出ました。地元警察は、盗まれた銅線ケーブルについて、捜査を続けています。
(「イット!」5月7日放送より)